毎日1つだけ捨ててみたら、気持ちも空間もスッキリしてきました
物がなかなか捨てられず、クローゼットや引き出しがパンパン。何となくモヤモヤしながらも、つい「もったいない」「いつか使うかも」と先送りにしていませんか?
実は私も、そんな「片づけベタ」なひとりでした。
でも、「1日1つだけ捨てる」という小さなチャレンジを1週間続けてみたら、驚くほど心も空間も軽くなったんです。
今回は、そのリアルな体験と、捨て活で得られた効果、続けるためのコツをご紹介します。
なぜ「1日1つだけ捨てる」なら続けられたのか
まずは結論から。
1日1つだけという小さなルールが、「やってみよう」と思えるハードルの低さだったからです。
例えば「今日は家中を整理しよう」と思っても、やる気が出なかったり、結局手をつけずに終わったり…。でも「1日1つだけならやってみようかな」と自然に思えるのです。
しかも、続けているうちに不思議と「今日は2つ捨てちゃった」「これも手放そうかな」と、自然と捨てる量が増えていくこともありました。
片づけが苦手な方こそ、1日1つの捨て活がおすすめです。
50代女性こそ「捨て活」で整う理由とは
50代になると、ライフスタイルや体力、価値観にも少しずつ変化が訪れます。
そんな今だからこそ、「不要なモノを減らす」ことは、心や暮らしを見つめ直す良いきっかけになります。
たとえば──
- 若い頃の洋服やメイク用品が、なんとなく似合わなくなってきた
- 使わない化粧品がたくさん溜まっている
- 思い出の品が手放せずに、ずっとしまったまま
こうしたモノたちに、「今の自分に本当に必要?」と問いかけてみると、意外な気づきがあるものです。
手放してみると、気持ちまでふっと軽くなる感覚があって。
必要なものだけに囲まれるって、思っていた以上に心地いいんだなと感じました。
捨て活は、モノを手放すだけでなく、心の荷物も手放せる作業です。
実際に1週間やってみた捨て活の記録と効果
ここからは、私が実際に1週間行った「1日1捨てチャレンジ」の例をご紹介します。
1日目:古くなったエプロン
シミが取れず、何となく気分が下がっていたエプロンを処分。代わりにお気に入りを前に出して気分もアップ。
2日目:読まないレシピ本
スマホでレシピを見る時代、ほとんど使っていなかった本を処分。キッチンの棚に空きができてスッキリ。
3日目:サイズが合わないパンプスや靴
「いつか履けるかも」ととっておいたけれど、結局履かない。手放したら靴箱にゆとりができた。
4日目:使いかけのノート数冊
中途半端に残ったノートをまとめて処分。必要な分だけを1冊にまとめて、気持ちもスッキリ。
5日目:使っていないマグカップ
棚の奥に眠っていたマグカップを処分。お気に入りだけが並ぶと、使うたびに気分がよくなります。
6日目:古いスマホケース
もう使わないのに引き出しにあったものを手放す。場所をとっていたのがなくなって清々しい。
7日目:くたびれたハンカチ
ヨレヨレで使うたびに気になっていたハンカチ。新しいものに替えるだけで、気分も明るくなりました。
結果的に、家の中が少しずつ整ってきただけでなく、心にも余白が生まれた気がしました。
いつか使おうと思っていたお気に入りのアイテムが、日常づかいになったことで気分も上がり、暮らしそのものが心地よく変わっていくのを感じています。

捨て活を続けるためのコツとポイント
1日1つとはいえ、毎日何かを見つけて手放すのは、慣れないうちは大変に感じることもあります。
そんなときは、「テーマを決める」のもひとつの方法です。
- 月曜日:キッチンまわり
- 火曜日:クローゼットの中
- 水曜日:文房具や書きもの類
- 木曜日:洗面所やお風呂場
- 金曜日:たまりがちな書類や郵便物
- 土曜日:バッグの中身や財布
- 日曜日:気になった場所を自由に
こうすると、迷わずに済みますし、家全体をバランスよく見直せるメリットもあります。
また、「これは本当に必要?」と問いかける習慣も身につきます。
ただ何となく置いてある物を、意識して見直すことが、暮らしの質を上げてくれるのです。
捨てることで手に入る3つのメリット
- 空間のゆとりが生まれる
不要なモノがなくなることで、収納や動線に余裕ができます。探し物も減り、家事がラクになります。 - 気持ちがスッキリする
何となく感じていた「ごちゃつき」が減ると、気持ちも穏やかに。視覚的なノイズが減る効果は大きいです。 - 本当に必要なモノが見えてくる
持ち物が少なくなると、何が大切かがクリアになります。これが、自分らしい暮らしをつくる第一歩です。
手放すことで、本当に必要なものだけを残す「選択の基準」が育っていくのです。
50代女性だからこそ「自分のための暮らし」に目を向けて
子育てが一段落し、仕事や家事も自分のペースで見直せるようになる50代。
今までは家族のためだった暮らしを、これからは「自分のために整える」ことも大切です。
捨て活はその第一歩になります。
モノが減ることで、時間や心にも余裕が生まれ、「もっと丁寧に暮らしたい」「大切に使いたい」という気持ちにもつながります。
派手な片づけ術ではなく、1日1つの小さな行動が、確実に生活を変えていく。
それが、私が実感した一番の変化でした。
【まとめ】やってよかった「1日1捨て」 ゆっくりでも、自分の暮らしを取り戻せる
片づけが苦手でも、時間がなくても、「1日1つ」ならきっと誰でもできます。
そして、その小さな一歩が、意外と大きな効果を生むこともあるのです。
- 気持ちが前向きになった
- 家事がラクになった
- モノ選びの基準が変わった
そんな風に感じられたことが、何よりの収穫でした。
50代は、これからの自分の暮らしをもっと豊かにするための準備期間。
「1日1捨て」で、あなたも少しずつ、自分の心地よい暮らしを見つけてみませんか?

